博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

博物館実習レポート「親子で学ぶお米講座(1)棚田のお米作りと里山について学ぼう!」

 令和元年12月1日(日)「食と農」の博物館2階セミナー室にて「親子で学ぶお米講座(1)棚田のお米作りと里山について学ぼう!」という講座が開かれました。
 本講座では、東京農業大学 地域創成学科の入江彰昭先生がお話されました。当日は、主催の植村様、高知県津野町からのゲストの皆さん、研究室の学生たちによって進行し、6組のご家族をお迎えして終始和やかな雰囲気で講座が行われました。

 はじめに、入江先生による棚田のお米作りと里山についてのお話が始まりました。棚田とは地名のことではなく、傾斜地にある稲作地のことをいいます。最近の農作業ではトラクターなどの機械が利用されていることがほとんどですが、棚田に車や大きな機械を持ち込むことは困難なため、行う作業はすべて人の手作業によるものだそうです。実際に、高知県津野町の棚田に何度も訪れた学生によると、この手作業によって人と人との繋がりが深くなり、作業が終わった後にふるまわれるおにぎりやお茶を通じて、より深いコミュニケーションが築かれるのだそうです。
 津野町ではお茶も有名で、津野山茶という名前で親しまれています。講座当日にも、お茶のプロの方にお越しいただきました。インターネットで「高知県津野町」と検索すると、有名な土産品として「お茶」が出てくるので、ご興味ある方は是非お取り寄せしてみて下さい。

 入江先生による講義が終わった後は、地域創成学科の学生が参加者に向けてクイズを行いました。茶碗一杯のお米の粒はいくつか、と簡単なものから、水田に溜まった水はどのように利用するのか、と難しいものまであり、子どもたちも一生懸命考えて答えてくださいました。また、入江先生のお話をよく聴いていることが伺える回答もあり、いかにみなさんが夢中に参加してくださっているかが感じ取れる一幕でした。
 クイズを出してくださった学生も、子どもたちの目線に合わせながら、円滑に進行している姿に感銘を受けました。

 講座の最後には、親子でおにぎり作りを行いました。使用されたお米は高知県津野町のお米です。1人2個作っていきますが、初めて作る子どもたちもいて、親御さんやスタッフで教えあいながら、楽しい雰囲気でおにぎりを作りました。出来上がったおにぎりは、高知県津野町のお茶「ハブ茶」と一緒にいただきます。
 笑顔が絶えず、大人も子どもも楽しめて、美味しい素敵な講座になったと感じます。

 最後に、津野町のお土産が配られました。中身も豪華で、おにぎりで使用したお米3合分と、お茶など、無料でいただくには申し訳ないほど特典がたくさんでした。棚田米は、購入を希望される方もいらっしゃるほど好評でした。私もいただきましたが、いつも食べているお米と明らかに違う、味のしっかりとした美味しいお米でした。

 今回お話をしてくださった入江先生、ご参加いただいた皆様、ご協力くださったスタッフの皆様、誠にありがとうございました。


  博物館実習生 畜産学科A.N

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