アンダンテ
(管弦楽部)

ライブラリアンの独り言

 ライブラリアン役員、のっち がお届けする「ライブラリアンの独り言」。第5回のテーマは“私の推し曲”です。
  “私の推し曲”ですが、あくまでも個人の好み、かつ独断と偏見であるという点はご理解ください。
 
 2020年8月現在の“私の推し曲”は、久石譲作曲 交響幻想曲「かぐや姫の物語」です。これは、2013年のジブリ映画「かぐや姫の物語」の劇中曲を組曲にしたものです。管楽器編成は2管編成とシンプルですが、木管楽器や打楽器が目立つ曲です。特に、ピッコロは曲の始まりと終わりに美しいソロがあります。
 この曲は2014年初演です。新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ以外での演奏歴が確認できないのであまり知られていないようですが、とても美しい曲です。
 
 2019年の“私の推し曲”は、クット・アッテルベリ作曲 交響曲第2番 です。
 クット・アッテルベリ(1887.12.12~1974.2.15)はスウェーデンの作曲家でが、本業はストックホルムの特許庁職員でした。またチェロも弾いていました。アッテルベリの作品で1番有名なものは、交響曲第6番です。別名「ドル交響曲」ともよばれています。
 交響曲第2番は1915年に発表された楽曲で、3楽章構成となっています。最初は2楽章構成でしたが、後に3楽章が追加されました。2楽章の美しく壮大な部分は私が推す理由の1つでありこの曲の魅力の1つです。また3楽章の華やかさも魅力の1つです。
 この曲は友人から勧められ好きになり、いつか演奏したい曲の1つでもあります。
 アッテルベリのCDはいくつか販売されていますが、私は エーテボリ響 / N.ヤルヴィ の演奏がお気に入りです。
 
 2018年の“私の推し曲”は、イーゴリ・ストラヴィンスキー作曲「プルチネルラ」です。
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882.6.17~1971.4.6)はロシア出身の作曲家です。「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」「兵士の物語」などの作品がよく知られています。
 「プルチネルラ」は1920年にパリ・オペラ座で初演されたバレエ音楽で、後に組曲や室内楽曲に編曲されました。初演時の衣装舞台セットデザインはパブロ・ピカソ、踊りはバレエ・リュスでした。
 「プルチネルラ」は楽器編成が少し特殊です。Fl×2 , Ob×2, Fg×2, Hr×2、Tp×1,Tb×1、独奏弦5部、弦5部、ソプラノ独唱、テノール独唱、バス独唱、となっています。後の組曲では独唱が除かれました。
 「プルチネルラ」全20曲の中で私が好きな曲は3曲あります。まずはバレエ版のみにある6曲目のAllegro です。次もバレエ版のみにある10曲目の後半のテノールが歌うPrestoです。そしてバレエ版と組曲版両方にある14曲目のトッカータです。
 Allegroは「プルチネルラ」の中で金管が目立つ数少ない曲の1つです。軽快なメロディーが特徴的です。Prestoは魔術が使われるシーンの曲で、独特な雰囲気のメロディーが印象的です。そしてトッカータは有名なトランペットのソロがあります。トランペット奏者なら、誰しも一度は吹いてみたいメロディーではないでしょうか?(難易度は高いですが)
 そして忘れてはいけないのは、15曲目のガヴォットと2つの変奏曲です。 この曲は木管アンサンブル曲といっても過言ではありません。実際のところ2019年6月に行われた紀尾井ホール室内管弦楽団 第117回定期演奏会では、指揮者がガヴォットでは指揮をせず木管のアンサンブルに全て任せていました。
 ぜひこの曲はバレエ版と組曲版の両方を聴き比べてみてください。そして機会があればバレエも観てはいかがでしょうか。
 
 まだまだ書きたいところですが、これ以上は長くなりすぎてしまうのでまた別の機会ということで。
 
 
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