農大でビジネスを学ぶ(経営管理)
(国際バイオビジネス学科経営管理研究室)

卒業論文調査:その2(井形ゼミ)

農業をとりまく課題には様々なものがありますが、原子力災害を受けた地域では一層課題が複雑です。

ゼミ生2名が学生活動でお世話になっている福島県浪江町で聞き取り調査を実施しました。一人目の課題は、「被災地の農業復興にスマート農業をどのように活用していくか」。浪江町では、稲作、玉ねぎ、花き等で営農が行われていますが、導入されているのはドローンやデータ管理・共有システムにとどまっており、農業者の年齢層やリテラシーにも関連するため、農業復興を一気に後押しするという状況にはなっていません。

もう一人の課題は「有害鳥獣害対策」。浪江町でもイノシシが増加しており、農業を再開しても「荒らされる」ことで意欲をなくています。震災前はイノシシが名物料理となっていた地区もあったそうですが、今は「食べる」いうことで駆除をすることもできません。こうした有害鳥獣害に対しても、AIの活用が期待されていますが、何よりも防壁となる人間の生活が復活していないことが、様々な対策を効果を薄めてしまっているということでした。
(井形雅代)

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